高度運動科学とは
本動画サイトのトップコピーとして、高岡英夫は高度運動科学の思想を「身体には希望がある。究極の身体には全ての人の希望の元となる本質力が隠されている」と、表現しました。
運動科学は1983年、当時東京大学大学院博士課程でスポーツ科学を専攻していた高岡英夫が、21C.以後の人類にとってスポーツは最重要の文化だが、スポーツだけでは狭小すぎる、人類の全ての身体活動、さらには動物の身体活動、さらには身体をベースとした脳活動を対象とし、西洋科学と東洋哲学を統合した方法を駆使して取り組まない限り、何ひとつ重要な真理は解明することができないと考え、創始した学問です。
続く初期~中期の研究過程で、スポーツ・武道・武術・舞踊・音楽・演劇・美術から広く生産労働・生活労働・知的労働に到るまで、人類の各領域・分野・種目における最高水準の脳―身体活動には、全てに共通する壮大なメカニズム(論理構造)が存在することを解明し、これこそが、領域・分野・種目の数だけ存在する具体的能力(具体力)を超えて、普遍的に存在する能力である「本質的能力(本質力)」である、と措定するに到ったのです。そのうえで、最高度の能力現象を解明する運動科学を、特に高度運動科学として提示したのです。
その後の膨大なトレーニングメソッドの研究開発そして指導実践にご参加くださった多くの皆さまの努力の集積により、この「本質力」は、大方の予想に反して、誰もが学び、トレーニングし、身につけることができ、その意思に応じた能力の根底からの改革を通して、能力の最大化さらには自己実現へと到る、科学的、明示的な方法体系に成り得ることが、判明したのです。
運動科学総合研究所