武蔵の剣「五輪書片手に武蔵の剣とゆる体操」

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武蔵の剣「五輪書片手に武蔵の剣とゆる体操」とは

 剣聖宮本武蔵。小説や映画等で多くの人が目にし、また著書「五輪書」は日本人の著作として世界で最も読まれているほど、超有名な武術家ですが、彼の能力・剣技の真の核心を解き明かすことは、史上誰にもできませんでした。

 運動科学者・高岡英夫が高度能力学の理論をもとに研究を重ね、宮本武蔵の身体と剣を完全解明、そして観念ではない、実際に鍛錬できる体系として2006年11月に発表、指導開始したのが講座「剣聖の剣」(武蔵の剣)です。

 のべ数千人が学んだこの超人気講座が、2021年より、正式講座名を「武蔵の剣『五輪書片手に武蔵の剣とゆる体操』」とし、圧倒的に深化・進化した内容で発進、新たに受講希望される方に門戸を開くことになりました。

*2021年に映像講座(貸出DVD)にて初公開した際の解説文をほぼそのまま掲載しております。

開催講座の一覧はこちら

武蔵の剣を体現するのに
なぜ「ゆる体操」が絶対に必要なのか

 『剣聖の剣(武蔵の剣)』は、2006年11月に実際に私が会場で指導する生講座として開門し、2020年秋には新たにじっくりと丁寧に時間をかけて稽古ができる貸出DVD講座として実施し、内容を大改革することができました。

 これは私の武術家・指導者・研究者としての研鑽と研究が一層進んだことで、武術が全く未経験の方にも充分に分かりやすく、かつ同時にベテランの受講生にとっても更に理解と取り組みを深めてもらえる、圧倒的に豊饒かつ高度な内容を指導できるようになった成果だったといえます。

 そして、この「武蔵の剣」を、2024年ついに本動画サイトにおいて開催をスタートし、より多くの皆様に受講いただけるようにいたしました。スタートにあたり、「武蔵の剣」になぜ「ゆる体操」が絶対に必要なのか、について語った文章を改めてお届けします。

現代人の身体は、宮本武蔵の剣を体現するには「固すぎる」

 私は『武蔵の剣』開門以来15年間、口を酸っぱくして「ゆる体操が大事なんだよ」と言い続けてきました。それは何故か。剣聖武蔵の高度な剣術を体現するには、現代人の脳と身体はあまりにも衰え、拘束と硬縮が甚だしい状態にあるが故に、そのままでは武蔵の剣術を体現しようがない、取り付く島がない、手のつけようがないからです。

 その脳と身体で何ができるのか。剣術を稽古しているつもりでも武蔵の剣術とはまったく別のもの。水に入らず畳で泳ぐ真似をすることを昔は「畳水練」と言いましたが、文字通りそれでしかありません。

宮本武蔵の剣を、徹底的に研究・実践するうちにわかってきたこと・・ゆるめるための全く新しい方法が必要だ!

 ではどうしたらよいかと、若い頃「武蔵が五輪書に書き遺していることは、これほどのことだったのだ」ということが解けはじめた時から、何とかして現代人がこの素晴らしき五輪書を自分の身体をもって理解し、武蔵の剣術の本当のところを部分的にでも体現することができないか。そのためには一体何が必要なのかと、飽くなき実践・研究の果てに辿りついたのがゆる体操のルーツです。それ以外の何物でもありません。

 武蔵の剣技を目指すには、あまりにも皆、手が固い。足が固い。膝から下が固い。股関節周りが、背骨が、肩周りが、肩甲骨周りが、固い。そしてあまりにも脳も内臓も呼吸も固過ぎるのです。そして武蔵体現という崇高遠大な目標に照らした時、それまで存在してきた世界中のどんな体操法、身体開発法もまるで役に立たないことが分かったが故に、ゆる体操を作ったのです。(下に続く)

大人気講座「武蔵の剣」*過去に実際に会場で開催した際の講座風景です。

講座風景1

全ての剣技・ゆる体操が高岡英夫の実演&解説!!

講座風景2

巨大径軸を使わなければ不可能な高度術技「天地十三割剣」の指導

講座風景3

地芯上空6千kmに乗り、液体そのものになる根本技術、回軸双振

楽ちん過ぎるほど楽ちんな体操でなければ到達できない境地がある!

 ゆる体操をやったことがある皆さんは、よだれが出るほど楽ちん極まりない、手スリ、膝コゾ、足首クロス、肩ユッタリ、息ゆる等の方法をご存じですね。こうした発想以外の方法では、あの武蔵の剣術、その土台である人類の身体運動史上最高峰といえる室町時代の剣術の、わずか一部でも本当のところに到達することは、できないのです。

 しかも徹底的にゆるめる作業を、身体の何か所かで行うだけでは全く足りません。全身のありとあらゆる部分を、信じられないほどの深さでゆるめることのできる、徹底的に効率的かつ体系的な方法を作り上げることなしには、現代人には絶対不可能、というところまでも確信できたが故に、膨大な時間と努力を費やし創りあげてしまったのです。

ゆる体操は健康効果も明らかだった

 そして行き詰まりを見せていた三重県紀南地区の健康増進計画から指導依頼が来た時に「これしか救う方法はない」と確信し、すでに開発していたこの方法を『ゆる体操』として発表、導入したのです。最高度の、普遍的と言ってもいいほどの、根本的、ベーシックな健康効果のある体操法であることは、運動進化論からも、数多くの試行実験からも明らかだったからです。

 皆さんの中には、「ゆる体操は2002年に三重県紀南地区の健康増進計画から依頼を受けて開発された」とご理解いただいている方もいらっしゃると思いますが、より詳細に語ると、以上のような経過があったのです。

「ゆる体操」の効果と真価を、今、声を大にして改めてお伝えしたい

 私は今この時点であらためて原点に返り、ゆる体操の本当のルーツを表に出して、ゆる体操を教えていかなければならないと、決意しました。約15年間続いてきた武蔵の剣も、相当良くなってきていますが、まだ根本が足りない。根本の堀り込み方が足りない。これは私の責任です。ゆる体操のルーツが『五輪書』『宮本武蔵の剣』であることを、もっと声高らかに、社会全体に向けて叫びながら、人を集め、育てなければならなかったのです。このように考えました。

 日本人の著作で世界一読まれている宮本武蔵著『五輪書』をひも解きながら、「ゆる」と「センター」を含めた運動科学の理論と方法に則って宮本武蔵の剣技を学べる、超面白く超楽しく、人生の長きにわたり成果を深めていける講座になっています。
 ぜひふるってご参加ください。(高岡英夫 談 2021年8月発表)

「武蔵の剣」は読売新聞(2021年4月18日)が大きく取り上げ、武術専門誌「秘伝」でも過去二度にわたり特集が組まれました。

新聞記事画像
秘伝画像1
秘伝画像2

武蔵の剣では、ゆるむことと武蔵の剣技が具体的にどのようにつながるのか、身体でつかめるようにご指導します。 私と一緒に、この快適で楽しい鍛錬の道を歩いていきましょう!

開催講座について

「武蔵の剣 初伝一の巻~四の巻」のお申し込みは、
2024610日午前000
より開始します。
  • 受講順序:
  • 初伝一の巻初伝二の巻初伝三の巻初伝四の巻の順での受講を推奨いたしますが、順序通りでなくても受講することができます。
  • 難易度:★☆☆☆☆1~★★★★☆4 (巻により異なります) 難易度の説明はこちら をご覧ください
  • 講座時間:1巻あたり 約1時間50分~2時間20分(巻により異なります)
  • 講師:高岡英夫
  • 講座料:1巻あたり 18,000
  • 視聴期間:決済完了後40日間

受講するのに必要なもの

講座内で木刀と原典教科書を使用しますので、ご自身でご購入ください。

※本サイトおよび運動総研では、木刀・書籍の販売や、武道具店の紹介はしておりませんのでご了承ください。

木刀 = 大刀+小刀 各1本(計2本)[必須]

  • 「二天一流用の木刀」が望ましいですが、入手できない場合は、日本剣道型用の木刀など、他のものでも代用できます。長さ、重さ、材質の厳密な指定はございませんので、武道具店等でご購入下さい(*にてんいちりゅう 宮本武蔵が創始したといわれる剣術流派/木刀の長さの目安:大刀=100~105㎝前後、小刀=54~65㎝前後)
  • 二天一流用の木刀は複数の武道具店で販売されていますが、在庫がない場合、入手できるまで相当の日数(2か月以上)がかかる場合もあるようです。事前にお調べになりご準備のうえご受講ください。
  • ※ご参考情報:以前「剣聖の剣」で使用していた「二天一流用の木刀」の仕様は大刀102cm、小刀61cm、白樫製です。

原典教科書[必須]

「五輪書」宮本武蔵著、岩波書店刊(岩波文庫 または ワイド版岩波文庫)
全国の書店・ネット書店等でご購入下さい。


解説教科書[推奨]

「発見 ! 武蔵の極意 五輪書は物理学の天才が書いた!」(高岡英夫著、さくら舎刊/定価2,200円税込)を解説教科書とします。書籍の詳細はこちら
ご購入は必須ではありませんが、「武蔵の剣」講座内容をより良く理解するのに大きく役立ちますので、ご購入をお勧めいたします。全国の書店・ネット書店等でご購入下さい。

※講座内で「宮本武蔵は、なぜ強かったのか?」(高岡英夫著、講談社刊)について触れることがありますが、この書籍に大幅に加筆・修正を加え再出版したのが「発見! 武蔵の極意 五輪書は物理学の天才が書いた!」(さくら舎刊)です。

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