日本武術伝説の教え 其の弐 中伝[2024年12月開催分]

~「とうのちょうおもきあみかさなみのふね・・・」~

 受講された方から感動、絶賛の声をいただいている「日本武術伝説の教え」講座の第二弾です。
 高岡英夫が幼少期に父親から口伝として受けた、室町時代から続く古い武術の教えを、運動科学研究の成果を駆使して解読し、上達の為のトレーニング法として再構成しお伝えするという、スリル満点の講座です。

 本講座で扱う教えは「其の壱中伝」で扱ったものよりも長いもので、「とうのちょうおもきあみかさなみのふね・・・」ではじまります。
 口伝ですからどのような漢字をあてるのかということすら分からないところから出発し、前半ではバイオメカニクス、生理学的な研究とも突き合わせながら、ついに肩包面・肩包体のことを教えている、という解読に成功するまでの過程を皆さんと共にたどります。
 後半では肩包面・肩包体をつくるための、本講座で完全初公開となった方法を含む、立位・長座位・腕支えによるメソッドにじっくり取り組みます。
 日本武術が到達した水準の高さに触れ、トレーニングへのモチベーションが高まるこの講座、ぜひご受講ください。

  • *中級講座に相当する内容の為「中伝」としました(当面は同名の「初伝」講座の開催予定はございません)。
  • *武術の教えを読み解き、本質的な身体遣い・身体意識等のトレーニングに取り組む講座であり、武術の具体的な術技を学ぶ講座ではありません。
  • 難易度:★☆☆☆☆1~★★★☆☆3  難易度の説明はこちらをご覧ください
  • 講座時間:約1時間41分
  • 講師:高岡英夫
  • メソッド:
    1. 日本武術伝説の教えとは
    2. 基盤トレーニング 日本武術伝説の教え 其の弐 中伝用
    3. 「とうのちょうおもきあみかさなみのふね・・・」解読講義
    4. 今日の高度運動科学ではどう使われるか
    5. 二ウナ真垂直上空二転子舞・一面手法接合法・YZ平面二転子クロス
    6. 長座腕支え交叉緩解肩包面体開発法
    7. 机上腕支え吊下肋骨肩包面体開発法
    8. ハイテク肩肋後回法肩包面体開発法
    9. 「波チャップン」は日本武術伝説の教え其の弐が産んだ子供
  • 講座料:18,000円

お客様の声

 改めて認識の大切さを感じる講座でした。
 基盤トレーニングでは高岡先生がお父様から室町時代の教えを受けた様々な論理を身体で認識できるように進みます。そしてこれらが後々大変重要である事が明かされていきます。
 解読講義では一つの文章に対し実に様々な解釈がなされます。それも一文字ずつです!
 これが大変に身体に響いてきます。多層かつ多重に沁みわたり、昔日の武術家の身体意識の素晴らしさが伺えます。
 実技編では講義で導かれた一つの解読案に対し、一つ一つのトレーニングが絡みあいそして端々に室町時代の教えがリンクし、身体意識が形成されるのを感じました。
 最後の波チャップンをやり終えた後肩包体、肩包面、肋体がクッキリと構造化されかつ流動的にずれあいながら、センターがそれらと協調しながら貫通するのが感じられました。
 その中でも、肩包面は私が今迄認識していたものと全く違うものができ上がり、びっくりしました。
 肩包面が空間でスルスル動く感じは以前の講座でも感じられていたのですが、今回は同じ位置にスルスルと、かつ柔らかく重い餅のような厚みのある肩包面が存在し、以前では考えられないクオリティを持っていました。
 日本武術伝説の教えの「其の壱」を受けているからこそ理解が深まるものもありましたが、「其の弐」から初めて受ける方も、今まで積んだトレーニングが室町時代の教えに色付けされて深まるものもきっとある、と思いました。(A.Rさん 柔道整復師・武術 福岡)


 口伝に対してさまざまな推論を巡らせ、真っ向からゆるみとセンターで向き合う高岡先生の姿に、とてつもない深さと高さを持つ美しいシルバーのセンターと深く美しいゆるみを感じます。
 そして高岡先生だからこその知的な営為による口伝の解読過程を目の当たりにし、肩包面・肩包体を実践を通じて体感させていただく、稀有な機会になりました。
 講義中にお話された重から生まれる究極の身体運動のお話は、衝撃的でした。
 気づけば歳を重ね身体が拘縮していくのとは反対に、この講座中には、ゆるみから生まれる肩包面・肩包体の深い心地よさを感じることができました。楽な方法で快を得ることができるのは本当にありがたいです。
 時を超え、時代を超え、室町時代の日本武術とゆる体操が深奥の意識で結びつく感覚を体験できるこの講座は、本当に貴重で感動的なものでした。何回も観て楽しんで自分のものにしていきます。また次の講座を楽しみにしております。(T.Eさん 会社員 京都)

  • *講座初公開時の解説文をほぼそのまま掲載しております。
  • *講座の活用方法や本サイトの講座全般に関わる用語(NFB、10年ミッションなど)についてはこちらをご確認ください。

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